馬鹿は風邪を引かない、という論説を俺はいつまでも否定し続ける。

秋が来た。 ようやく、秋が来た。今年の夏は本当に、いい加減にしてほしいと何度も願った。朝起きてエアコンが効いていないことに気付かされた瞬間の絶望と、窓を開けて外の空気を吸い込んだ瞬間の不快感と言ったらなかった。朝の風を感じて受ける不快さとい…

サーカス団、お台場で俺を童心に帰らせる -夏の魔物2018に想いを寄せて-

魔法が解けることはなく、虚脱感に苛まれる日々だ。 というかむしろ魔術か。 魔物にかけられた黒魔術は解けぬまま、来る日も来る日もDMBQというワードでツイッターを検索しては、昔DMBQに恋い焦がれていた連中の阿鼻叫喚を見てほくそ笑む夜を過ごしている。 …

死んじまつた悲しみに―さくらももこに捧ぐ―

人の生死だけがニュースになる。 死生観というものがいかに単純で、いかに重要かを思い知らされる出来事が多々、起こる。 今年は地震やら大雨やら酷暑やらで、脳みそがとろけきったところで大きなダメージを感じることが多い。 そんな中でも、訃報がニュース…

雨を待っていた

酷い暑さと書いて酷暑 身体を蝕み、いたずらにそのコンディションを悪化させていっている状況があまりにも辛い。 こんな暑さ、体験したことがない。 誰しもがそう思っているが、俺は、周りの人が浮かべている涼しい表情が耐えられない。他人の顔がすべて悪魔…

「可能性」の目線

生まれ持ったもの、というものに関しては、俺はずっと懐疑的だった。 そもそも性善説・性悪説という二元論もナンセンスに感じられる。 善・悪という定義は恣意的なものである。興味があるので調べようと思ったが、学説を調べるには時間が必要なので、専門的…